エアコンを使用しているうちに風邪と共に出てくる気になる臭いの原因のほとんどはカビによるものです。
エアコンの内部はカビの繁殖に適した湿気と温度がある場所でもあります。
梅雨時期にエアコン内に溜まったカビが、夏時期に冷房を使用する際に冷風と一緒に部屋中にまき散らしてしまう危険があります。
これを解決するためにはエアコンクリーニングを行うことが必要となります。
エアコンクリーニングというとフィルターを考えがちですがカビが大量にひそむのは更にその奥やファン部分です。
この領域のクリーニングには知識と経験を持つプロによるものが最も効率的でその効果も高いと言えます。
洗剤の選択や洗浄方法、エアコンの取り外し作業はとても難しく、使用する清掃器具も素人では使用することができません。
更に近年多機能化しているエアコンは構造が複雑で誤った取扱いは破損につながる可能性も高いことから、実績があり信頼できるプロに依頼することがすすめられます。
エアコンは、カビが最も発生しやすい電化製品にして、もっともカビの胞子をばら撒いてしまう電化製品です。カビは目に見えるので拭き取ったり、洗剤で掃除する事により除去出来ると思われがちですが、カビを根絶出来ていないのが実情です。特に、分解し難いエアコンは、内部にカビが残っており、真菌感染症や真菌アレルギー症になり、肺炎や喘息の原因にもなります。現在では、ペニシリンのイメージのある青カビに肝臓ガンや腎臓ガンを引き起こす毒素を作り出す種類が有るとも報告されています。1番影響を受けるのは、抵抗力の弱い幼い子供やお年寄りです。エアコンクリーニングには、簡単に分けて3種類が有ります。第1は、ホームセンターなどで販売されているスプレー式のクリーナーです。非常に手軽でリーズナブルなのですが、スプレーの威力が弱い為に汚れを落とし切れなかったり、埃をエアコンの外まで流し切れずに詰まりの原因になり水漏れを引き起こす事も有ります。第2は、業者による高圧洗浄です。熱交換器やルーバーの奥まで高圧で押し流すので大変綺麗になりますが、設置したままなので、室内機の裏や一部汚れを残してしまいますが、コストメリットも高く、1番一般的なエアコンクリーニングの方法です。第3は、エアコンの分解クリーニングです。エアコンを取り外し、2〜3日預かり徹底的にクリーニングする方法であり、1番クリーニング効果も高くエアコンのオーバーホールです。引越しの時に行うと取り付け取り外し費用が無駄にならず、お得に済むので希望する方は沢山います。エアコンクリーニングは、家族の健康の為にも、欠かさない事が肝要です。
Last update:2023/12/4